「勉強のやる気が続かない…」
「本気で勉強しようとはしたけど数日で挫折する」
こんな方に向けて、今回は底辺校から偏差値20上げて名門国立大学に合格した僕が、勉強の「やる気」について僕なりの考えを述べるとともに、どうすればいいのかまでお話していきたいと思います。
この記事でわかること
- やる気とは何なのかがわかる
- やる気が出なくても勉強できる方法がわかる
以前にも似たような記事を書きましたが、これは受験勉強にとって最重要なテーマであり、以前よりも重要な部分を絞って実践しやすくなっているかと思いますので、参考にしてください。
では、さっそく見ていきましょう。
『やる気』は日によって上下する
受験生のみなさんにとっては「やる気」は死活問題ですよね。やる気が常に高い状態であれば、勉強で困ることはありませんし、勉強が苦にもならないでしょう。
しかし、残念ながら、やる気を常に高くした状態で勉強をし続けることはできません。
なぜなら、やる気というのは「気分」だからです。
たとえば、カリスマ塾講師や著名人の話を聞いて、勉強のやる気が一時的に高まったことはありませんか?でも、その1週間後には、そのやる気は消えていませんでしたか?
そうなんです。カリスマ塾講師のやる気が上がる話を聞こうが、著名人の感動的な話を聞こうが、やる気が高まるのはその時だけなんですよね。
つまり、やる気というのは気分の一種で、上がったり下がったりするものなんです。そんな不安定なものを頼りにして勉強するとどうなるかというと、「一時的にやる気が高まる」→「めっちゃ勉強する」→「挫折」このループを繰り返すことになります。これではどんどん自信を無くしていって勉強をしなくなってしまいます。
なので、やる気に頼った勉強をするのはやめた方が良いです。
では、どう勉強を進めていけばよいでしょうか。
その答えは、勉強の「仕組み化」です。
では次に、「仕組み化」の具体的な方法を見ていきましょう。
①毎日「3分間」勉強する(最重要)
タイトルの通りですが、毎日「3分間」だけ勉強しましょう。そして、これを最低「3週間」続けてください。
3分間ですよ、3分間。これなら、どれだけ部活が忙しかろうとどれだけ疲れていようと勉強できるでしょう。
やる内容としては、教科書を眺めるとかでもいいですし、問題集を1問解くでもいいです。
「そんなので勉強できるようになるのかよ」と思ったあなた、マインドセットを変えましょう。
受験勉強の最初のゴールは「勉強の習慣を身に付ける」ことです。
みなさんの行動のうち習慣になっている行動はどれくらいあると思いますか?
答えは、「約45%」です。つまり、半分は習慣で動いているんです。
試しに、1週間の行動を振り返ってみてください。毎週、大体同じ動きしていませんか?ある程度のルーティーンは決まっていると思います。
そして、その状態から何か新しい結果を出そうとするなら、もうこのルーティーンの一部を変えるしかないんです。
ただ、これはそう簡単に変わるものではありません。
なので、受験勉強における最初にして最大の難関である「勉強の習慣を身に付ける」ことの最強の手段として、「3分間」勉強することを提案しているわけです。
そして、もし、3分でも勉強できなかったとしても落ち込む必要はありません。
なぜなら、毎日勉強している中での1日や2日勉強していなかったとしても確実に前進はしているからです。とにかく、「足を止めていない」ことが重要なんです。
②既存の習慣に勉強の習慣を重ねる
既存の習慣とは、たとえば、「お風呂に入る」とか「歯を磨く」とかの習慣ですね。これは、ほとんどの人がすでに身に付けている習慣でしょう。
これに、「勉強する」という習慣を重ねましょう。
たとえば、お風呂に入ったあとに勉強するだとか歯を磨いたあとに勉強するとかですね。
これを行うと、勉強が劇的に習慣化しやすくなります。
個人的には、お風呂から上がったらそのまま3分勉強するのが一番手っ取り早いかなと思います。
③勉強の準備をあらかじめしておく
これも、結構重要ですが、勉強する前に勉強の準備を整えておきましょう。
たとえば、数学を勉強しようと思っているなら、机の上の関係のないものをすべて片付けて数学の問題集と筆記用具を置いておくとかですね。
勉強しようと思っているときに、問題集どこにやったっけ?とかやってるとそれだけでやる気を失います。
なので、事前に勉強の準備をしておいて、勉強するときに自然に勉強に入れるようにしておきましょう。
習慣化後の行動
最後に、これは勉強が習慣化され、本気で受験勉強を成功させたい人に向けたパートです。
もし、ある程度手が届きそうなところに志望校がある人や勉強はそこそこでいいという人は見なくてもいいです。
ですが、もし偏差値を爆上げしなければ志望校に届かない人であれば、いまから説明するマインドセットを持ちましょう。
まず、受験を本気で成功させたいのなら、それ以外のすべてを犠牲にする覚悟を持ちましょう。
具体的には、「友達の誘いを断る」、「彼女との付き合いを一時的にやめる」、「スマホのゲームアプリを全削除する」、「テレビを封印する」などです。
そして、時間、エネルギー、コストなどの自分が持ち得る全てのリソースを勉強に投下してください。
ただし、睡眠時間を削ることだけはしないでください。ただ、それ以外の時間はすべて勉強にしてください。
シンプルにこれだけで偏差値を爆上げできます。
しかし、これを行うには、先ほどの最低限の勉強習慣はマストで必要となります。
厳しいようですが、やはり僕の経験から、受験で逆転合格するにはこれくらい勉強しないと達成できないんですね。
これは、社会人になった僕から見て言えることですが、社会人になったあとにも自分の夢を実現させるためにはこのマインドが必要なんですね。
特に、社会人の方が時間がないですから、現在の僕も睡眠時間以外の時間はほぼ勉強やブログにあててるんですよね。
これは、受験の時に身に付けていなかったらできなかったと思います。
なので、しんどいかもしれませんが、僕もできてるのでみなさんもできます。ともに成長していきましょう。以上。
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