【基本情報技術者試験】合格者が語る勉強法

受験勉強

みなさん、こんにちは!

私ごとではありますが、昨日基本情報技術者試験を受験し、無事合格することができました。

そこで、今回は私が行なっていた勉強法というテーマで基本情報技術者試験の勉強法を共有していこうと思います。

そのため、本記事は合格者体験記的な記事になります。これから基本情報技術者試験の受験を考えている方はぜひ参考にしてください。

先に私の試験結果を載せておこうと思います。

  • 科目A・・・740 / 1,000(600点以上で合格)
  • 科目B・・・705 / 1,000(600点以上で合格)

学習期間は大体2ヶ月程度でした。

基本情報技術者試験とは

そもそも、基本情報技術者試験って何なの?という方もいるかもしれないので軽く触れておきます。もう知ってるよという方は読み飛ばしてください(^^)

基本情報技術者試験は、情報処理に関する基礎的な知識やプログラムを読む技能を問われる、プログラマーの登竜門的な資格試験と言われています。

具体的には、メモリやCPUなどのハードウェア系やセキュリティ、ネットワーク、ソフトウェア、マネジメント、経営戦略など非常に幅広く出題されます。

基本情報技術者試験は科目Aと科目Bに分けれており(2024年8月時点)、科目Aでは情報処理の基礎的な知識が問われ、科目Bではプログラムを読む技術が問われます。

私の調べによると、2024年時点での合格率はおおよそ40〜50%程度のようです。大体半分程度の受験者が落とされるため、舐めてかかると普通に落とされるくらいの難易度ではあると思います。

勉強法

それでは、私がどのように勉強してきたかを語っていきたいと思います。

前提として、科目Aと科目Bは社会と数学くらい競技が違うので、それぞれ対策していく必要があります。

科目A

科目Aに関しては知識問題が中心になります。少しだけ計算問題もありますが、これはとりあえず後回しで考えていました。

使った参考書は以下の「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」だけです。


キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年 [ きたみりゅうじ ]

最初に、意味がわからないところは飛ばしつつ、上記の参考書を2〜3周しました。意味がわからないところを考えても結局分からずに時間だけ浪費するだけなので、ガンガン読み飛ばすところがポイントです。

2〜3周読めたら、ある程度は基本的な知識が頭に残るかと思うので、すぐに問題演習に入っていきます。

問題演習は以下の過去問道場から行います。

過去問道場

過去問道場で演習する際は、以下のように「分野を指定して出題」タブから演習したい項目を選択して、集中的に演習していくのが効率良いと思います。

なお、特定分野にチェックする際は、「全項目チェック」をOFFにしてから選択すると良いです。

あとは、ひたすらキタミ式と過去問演習を行ったり来たりするだけです。

過去問演習を行う中で忘れてしまっていた知識をキタミ式に戻って確認し、また過去問を解き続けていくというのを繰り返していけば、正答率が上がっていきます。また、途中で苦手分野だけキタミ式で総復習するなども挟んだりしてました。

注意点として、キタミ式を2〜3周しても分からない問題はガンガン出てきます。何なら、キタミ式に載っていない問題とかも普通にあります。

ですが、本番試験は過去問と似たような問題が出題されるので、過去問で出てきた知識を地道に身につけていけば本番試験の600点は問題なく突破できます。

それから、私が行なっていた工夫として、「自分用のノートを作る」ということをやっていました。以下のように分野ごとに自分が忘れがちな知識や知らなかった知識だけをまとめたノートです。

自分用ノート

これを作っていた目的は、当然自分の弱点を補強するということもありますが、真の狙いは通勤中に復習できる、という点でした。なので、現物のノートではなく、スマホから手軽に確認できるNotionでまとめています。

私のような普通の会社員はとにかく時間がないので、通勤時間をフル活用する必要がありました。そのため、通勤時間で学習できる方法を確保しておくことが非常に重要でした。

これから受験する方もこのように隙間時間を活用する工夫をしておくことをお勧めします。

科目B

この基本情報技術者試験は、科目Bが最大の壁と言ってもいいと思います。普通は科目Aよりも得点率が落ちます。なので、重点的に対策する必要があります。

科目Bの内訳は、20問中16問がアルゴリズム問題、4問が情報セキュリティ問題という構成になっています。

情報セキュリティ問題に関しては問題文は長いですが、比較的簡単な問題です。十分に満点を狙えるかと思います。

問題はアルゴリズム問題です。ここで差がつきます。

しかし、アルゴリズム問題は必勝法と言っていいくらい誰でも解ける方法があります。それは、「トレース表を作ること」です。

以下の書籍では、トレース表に関して詳しく説明されており、豊富な問題演習もついているので、科目B対策に最もお勧めな書籍です。私は、この書籍に出会えなかったら、基本情報技術者試験に合格できていなかったと断言できます。


情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版 (EXAMPRESS) [ 橋本 祐史 ]

ですが、この書籍に載っているトレース表の解法をそのまま本番でやると、時間的に明らかに足りないです。なので、トレース表を自分なりに改良する必要があることに注意してください。

私は、問題の種類ごとにトレース表の種類も変えたりしていたので、細かく伝えると日が暮れてしまいお伝えしませんが、自分なりにかなり改良して試験時間に間に合うように工夫していました。

また、ポイントとして、トレース表は処理の最後まで書かずに1〜2ループした後に、実行結果を一般化できないか考えることで大幅に時間短縮できます

仕上げに、以下の書籍で学習していきました。


徹底攻略 基本情報技術者の科目B実践対策[プログラミング・アルゴリズム・情報セキュリティ] [ 株式会社わくわくスタディワールド 瀬戸美月 ]

こちらも解説は詳しいですが、どちらかというと問題の演習量を増やす目的で購入しており、基本的な解き方のベースはやはりトレース表です。

ここまで完了したら、IPA公式が出しているサンプル問題を解いたり、苦手なアルゴリズム問題を解き直したり解法を改良したりなどを繰り返していました。

最終的に得点率75%程度で安定するようになりました。

受験本番の心構え

自分の場合は本番直前時点で、過去問の得点率が科目Aは80%程度、科目Bは75%程度で安定していました。本番は余程のことがない限り落ちないだろうとは思ってましたが、実際にどれくらい得点できるだろうと不安になっていました。

そこで、すでに本番を経験してきた私が事前に教えます。

あくまで私見ですが、本番は過去問より難しく感じました。蓋をあけてみると、科目A,Bどちらも事前の過去問得点率から-5%程度落ちてました。

なので、過去問時点では70〜80%程度得点できるようにしておくのが望ましいかと思います。80%以上で安定していれば合格は固いと思います。事前の念入りな準備が、受験本番の心の安定につながります

それから、問題演習時点ではもちろん満点を取るつもりで学習していただきたいのですが、本番では時間配分を考えつつ、「捨て問」を見極めて戦略的に問題を捨ててください。我々は、合格点のボーダーを越えればいいだけです。満点でなければ合格できない試験など、この世には存在しないのですから。

また、冒頭で学習期間が2ヶ月程度と言いましたが、一応私はWebプログラマー3年目なので、全くのゼロからスタートする方はこの倍くらいかかると思っておいた方が良いです。

これから基本技術者試験を受験する方は勉強量も多く、大変かと思いますが、ぜひ最後まで頑張ってください!私は陰ながら応援しています。それでは!

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