「Laravelで新しいプロジェクトを始めたいけど、環境構築が面倒…」
「チームメンバーとの環境差でトラブルが頻発している…」
こんな悩みを抱えている方は多いのではないしょうか。
環境設定や依存関係の管理に時間を取られ、肝心の開発に集中できないのは非常にストレスですよね。
そこで登場するのが、Laravel Sailです。
Sailを使えば、数回のコマンドでDockerを活用した開発環境を簡単に立ち上げることができます。
これにより、チーム全員が同じ環境で作業でき、トラブルを最小限に抑えることが可能です。
この記事では、Laravel Sailの魅力と、具体的な立ち上げ方をコードを交えて解説していきます。
それでは、さっそく見ていきましょう!
Laravel Sailとは
Laravel Sailは、コマンドを実行するだけでDockerベースの環境構築ができる便利なコマンドラインインターフェースです。
通常はDockerファイルやDocker Compose関連ファイルを自分で用意して、各種設定を行なって…など色々と環境構築の際に手作業で行う必要があります。
しかし、Laravel Sailを使うと、Laravel、MySQL、Redis、MailpitなどのDocker関連ファイルが自動的に作成されます。
これによって、自分で手作業で用意しなくてもわずかなコマンドだけで環境構築が完了してしまいます。
なので、手軽に開発環境の構築がしたい、でもDockerベースがいいというような際に大変便利なツールになっています。
Laravel Sailの使い方
ここからは具体的なLaravel Sailでの環境構築方法を見ていきましょう。
Laravelプロジェクトの作成
まずは、以下のコマンドで新しいLaravelプロジェクトを作成します。
$ curl -s https://laravel.build/プロジェクト名 | bash
これにより、Laravelプロジェクトが作成されると同時に、docker-compose.ymlファイルが自動生成されます。
さらに、勝手にコンテナが起動するようになっています。
もちろん、docker-compose.ymlファイルを編集することで、必要に応じてカスタマイズやサービスの追加などもできます。
マイグレート
ダウンロードが完了したら、マイグレートしてデータベースを作成していきましょう。
Laravel Sailではsail
コマンドという便利なコマンドが用意されているので、これを使います。
$ cd プロジェクト名
$ ./vendor/bin/sail artisan migrate
これでマイグレートできます。sail
コマンドで大体のartisan
系コマンドは実行することができます。
コンテナ起動
それでは、以下コマンドで起動してみます。
$ ./vendor/bin/sail up -d
http://localhost
にアクセスし、以下のように初期画面が表示されていたら成功です。
コンテナ停止
コンテナを停止したい場合は以下のコマンドを実行すればOKです。
$ ./vendor/bin/sail stop
コンテナの停止だけではなく、削除まで行いたい場合は以下のコマンドです。
$ ./vendor/bin/sail down
環境構築は以上です!
拍子抜けするぐらい簡単ですよね。ぜひお試しあれ!
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